龍の渓谷を、
小夏と歩いた。
虹見橋からむささび橋まで、遊歩道を約30分。9月下旬、色づき始めの龍王峡へ。
栃木県日光市の景勝地「龍王峡」を、愛犬の小夏と一緒に歩いてきました。
歩いたのは、龍王峡駅前の駐車場から虹見の滝、虹見橋を経て、むささび橋までの区間です。虹見橋を渡ってからは、鬼怒川沿いの遊歩道を30分ほど歩きました。
訪れたのは2026年9月下旬。紅葉の見頃を前に、ところどころで木々が黄色や赤に色づき始めていて、秋の気配を感じながらの渓谷歩きになりました。
龍王峡のハイキングコースは犬連れで散策できます。日光市観光協会の2026年版ペット向け特集でも「ペットOK」の散策スポットとして紹介されており、リードの着用が必要です(日光旅ナビ「鬼怒川・川治エリア」ペット特集)。
今回歩いたルート
- 駐車場
- 虹見の滝
- 虹見橋
- 虹見橋から約30分むささび橋
龍王峡ってどんなところ?
龍王峡は、鬼怒川温泉と川治温泉のあいだ、およそ3kmにわたって続く渓谷です。
日光市観光協会の観光サイト「日光旅ナビ」によると、今からおよそ2,200万年前、海底火山の活動で噴出した火山岩が鬼怒川の流れに侵食され、現在のような景観になったと言われています。その姿が龍がのたうつように見えることから、昭和25年に「龍王峡」と名付けられたそうです(日光旅ナビ「龍王峡」)。
実際に歩いてみると、むき出しの岩壁や大きな岩を間近に見られる場所が多く、渓谷の中にいる実感をしっかり味わえます。
龍王峡駅前の駐車場からスタート
車は、龍王峡駅前の無料駐車場に止めました。駐車場を囲むようにお土産店や食事処が並んでいます。電車なら野岩鉄道会津鬼怒川線の龍王峡駅で降りてすぐなので、車でも鉄道でも訪れやすい場所です。
ここから渓谷に向かって、遊歩道を下っていきます。道は自然の地形に沿ったつづら折りで、階段や岩のある場所も。足元は、山道を歩けるスニーカーやトレッキングシューズが安心です。
まずは「虹見の滝」へ
渓谷へ下っていくと、龍王峡を代表する見どころのひとつ「虹見の滝」が現れます。
岩肌を勢いよく水が流れ落ち、その向こうには鬼怒川と虹見橋。日が差すと水しぶきに美しい虹が架かることが、名前の由来だそうです(とちぎ旅ネット)。
この日の滝は水量がたっぷりで、周りの岩壁と合わせて迫力のある眺めでした。歩き始めてすぐにこれだけの景色に出会えるのも、龍王峡の魅力です。
虹見橋から鬼怒川を見下ろす
滝の先で「虹見橋」を渡ります。
橋の上から見下ろすと、岩の間を縫うように鬼怒川が流れています。白い波を立てながら岩を回り込んでいく川と、周りの岩肌、木々がひとつになった眺めは、いかにも龍王峡らしい景色です。
木々の緑には、少しずつ赤や黄色も混じり始めていました。夏から秋へと季節が移っていく途中の、この時期ならではの色合いです。
岩の遊歩道を、小夏とむささび橋へ
虹見橋を渡ったあとは、鬼怒川沿いの遊歩道を上流のむささび橋へ向かいます。とちぎ旅ネットでも、むささび橋は虹見橋から上流へ約30分歩いた先と紹介されていて、小夏と一緒に歩いた今回もほぼその通り、30分ほどでした。
道中は木々に囲まれていますが、ところどころで大きな岩がむき出しになっています。ごつごつした岩のすぐ横を歩き、耳には鬼怒川の水音。渓谷を歩いている感覚がぐっと強くなる区間です。
小夏にとっても、岩や土の感触に水の音と、いつもの散歩道にはない刺激がいっぱいの道です。
階段や岩場、滑りやすい場所もあるので、犬の大きさや年齢、体力に合わせて、休憩をはさみながら歩くのがよさそうです。
少しずつ始まっていた紅葉
訪れた9月下旬は、本格的な紅葉シーズンの少し手前。山全体を見ると緑が中心ですが、よく見るとあちこちで葉が色づき始めています。
黄色くなりながらも、まだ緑を残している葉。見上げれば、遊歩道の頭上にも赤やオレンジに変わり始めた葉が見られます。
緑一色だった山に、少しずつ秋色が混じっていく。「秋が来たんだな」と実感できる、この時期ならではの景色でした。
雨のあとの遊歩道は、小さな沢のように
訪れた日の少し前まで、雨の日が続いていました。その影響か、途中には山の斜面から水が流れ出している場所がありました。
岩肌を伝った水が、そのまま遊歩道へ。一部は道そのものが小さな沢のようになっていました。
水が山の斜面を流れ落ち、足元を横切っていく光景には、自然の中を歩いている風情がたっぷり。雨のあとだからこそ見られた、龍王峡のもうひとつの姿です。
濡れた岩や落ち葉は滑りやすくなるので、雨のあとは人も犬も足元に注意して歩きましょう。
むささび橋から見る、両岸の岩壁
遊歩道を歩くこと約30分。今回の目的地、「むささび橋」に到着しました。
橋の上からは、上流と下流の両方を見渡せます。まずは、ここまで歩いてきた下流側。
そして、ぜひ見てほしいのが上流側です。
今回の散策で、いちばん印象に残った景色です。
左右から大きな岩壁が迫り、その間を鬼怒川が流れていきます。両岸の岩で川幅がぐっと狭められ、たっぷりの水が白い波を立てながら岩の間を抜けていく。切り立った岩壁は形がひとつひとつ違い、人の手では生み出せない複雑な造形です。まさに天然の芸術。
長い年月をかけて川が岩を削り、今の渓谷ができた。そう思いながら眺めると、見え方も少し変わってきます。
ひとことメモ
今回歩いたのは、ハイキングコースのうち駐車場からむささび橋までの区間です。雨の日が続いたあとで足元が濡れている場所もあったので、犬の足を拭くタオルがあると安心です。
犬連れで歩くときの注意点
龍王峡は、愛犬と一緒にちょっと本格的な自然の中を歩ける場所。出かける前に、次のポイントを押さえておくと安心です。
- リードは必ず着用(公式のペット特集でも「要リード」とされています)。すれ違いのときは短く持って、ほかのハイカーに配慮を。
- 階段や岩場、濡れた場所では、人も犬も足元に注意。
- 日光市は、龍王峡ハイキングコースでの山ヒルへの注意を呼びかけています。サンダルや素足での散策は避け、散策後は犬の足先やお腹、被毛もチェックを(日光市「龍王峡ハイキング」)。
- 飲み水やウンチ袋など、普段の散歩用品も忘れずに。
龍王峡の基本情報
| 名称 | 龍王峡(りゅうおうきょう) |
|---|---|
| 所在地 | 栃木県日光市藤原 |
| アクセス(車) | 日光宇都宮道路「今市IC」から約35分 |
| アクセス(電車) | 野岩鉄道会津鬼怒川線「龍王峡駅」下車すぐ(虹見の滝までは駅から徒歩約12分) |
| 駐車場 | 龍王峡駅前に無料駐車場あり(100台) |
| 犬連れ | ハイキングコースはペットOK(リード着用) |
| 今回歩いた区間 | 駐車場 → 虹見の滝 → 虹見橋 → むささび橋(虹見橋からむささび橋まで約30分) |
| 問い合わせ | 日光市藤原観光課(0288-76-4111) |
| 公式情報 | 日光旅ナビ「龍王峡」 日光旅ナビ「鬼怒川・川治エリア」ペット特集(2026年版) 日光市「龍王峡ハイキング」 |
※2026年9月下旬に訪れたときの情報です。
よくある質問
龍王峡は犬連れで歩けますか?
はい。日光市観光協会の公式サイトで、龍王峡ハイキングはペットOKの散策スポットとして紹介されています。リードを着用して散策しましょう。今回も小夏にリードをつけて、虹見橋からむささび橋まで歩きました。
虹見橋からむささび橋まで、どれくらいかかりますか?
小夏と一緒に歩いて約30分でした。とちぎ旅ネットでも、むささび橋は虹見橋から上流へ約30分の場所として紹介されています。
駐車場はありますか?
龍王峡駅前に無料の駐車場があります(100台)。駅のすぐそばで、遊歩道の入口にも近い場所です。
どんな靴で行けばいいですか?
遊歩道には階段や岩場があり、雨のあとは濡れて滑りやすくなります。スニーカーやトレッキングシューズなど、山道を歩ける靴がおすすめです。日光市は山ヒル対策として、サンダルや素足での散策に注意を呼びかけています。
紅葉の見頃はいつごろですか?
9月下旬は、まだ色づき始めでした。日光市観光協会の紅葉情報では、龍王峡の見頃は10月下旬〜11月中旬と予測されています。最新の色づき状況も日光旅ナビ「紅葉状況」で確認できます。
まとめ
駐車場から虹見の滝、虹見橋を経て、むささび橋まで。滝、鬼怒川の流れ、巨大な岩壁、岩の多い遊歩道と、龍王峡らしい景色がひと通りそろった散策でした。
- 虹見橋からむささび橋までは、小夏と一緒に約30分
- いちばんの見どころは、むささび橋から見る上流側の岩壁と鬼怒川
- 9月下旬は紅葉の色づき始め。雨のあとは、斜面から流れ出た水が遊歩道を横切る姿も
- 階段・岩場・濡れた場所あり。山ヒル対策に、サンダルや素足は避けて
愛犬と一緒に、ちょっと本格的な自然の中を歩いてみたい。そんな人にぴったりの渓谷です。

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