「幻の滝」は、
流れていた。
2026.09.13 栃木県矢板市・おしらじの滝
栃木県矢板市にある「おしらじの滝」に、2026年9月13日に行ってきました。
おしらじの滝は、美しい青色の滝つぼで知られる一方、いつでも滝が流れているわけではありません。水が流れていない日も多く、「幻の滝」と呼ばれる場所です。
今回、実際に行ってみると——かなりしっかり水が流れていました。
水量もそれなりにあり、滝の周囲には水蒸気のようなモヤも発生。薄暗い森の中に滝が浮かび上がるようで、どこか神々しさすら感じる景色でした。
この記事では、2026年9月に実際に訪れたときのおしらじの滝の様子と、駐車場から滝までの道、アクセス、行く際の注意点を紹介します。
2026年9月、おしらじの滝は流れていた
訪れたのは2026年9月13日。
駐車場から山道を下っていき、10分少々歩いたところで滝が見えてきました。
この日は、ご覧の通りしっかりと水が流れていました。
「滝が見られたらラッキー」というくらいの気持ちで向かったので、木々の間から流れ落ちる水が見えた瞬間はかなりうれしかったです。
水量も「かろうじて流れている」という程度ではなく、滝として十分に存在感を感じられるくらいありました。
おしらじの滝は普段は沢の水が少なく、滝が流れている姿を見られないことも多い場所です。矢板市も、普段は滝が流れている様子を見ることはできないと案内しています。
それだけに、実際に水が落ちている姿を見ると少し得をしたような気分になります。
モヤに包まれ、かなり神秘的な雰囲気
この日、印象的だったのが滝の周囲に漂っていたモヤです。
細かな水滴なのか霧なのか、滝の上部から周囲の森にかけて白っぽいモヤが広がっていました。
ただでさえ木々に囲まれた静かな場所ですが、そこにモヤが加わり、かなり幻想的。
明るく開放的な観光地の滝とはまた違い、森の奥にひっそり隠された滝を見つけたような感覚があります。
写真でもうっすら確認できますが、現地ではもう少しはっきりと感じられました。「幻の滝」という呼び方がよく似合う風景です。
滝つぼは、しっとりとした青緑色
おしらじの滝といえば「おしらじブルー」と呼ばれる青い滝つぼも有名です。
この日は空一面が晴れ渡っているような天候ではなかったため、ネットや観光写真で見るような鮮やかなブルー、とまではいきませんでした。
それでも、滝つぼには青緑色がしっかりと感じられます。
周囲の黒っぽい岩や濃い緑との組み合わせもきれいで、晴れていない日にも十分見る価値のある景色でした。
今回は、青空の下で輝く滝つぼというより、モヤのかかった森と流れる滝を含めたしっとりした雰囲気が魅力的でした。
駐車場からおしらじの滝までは徒歩10分ちょっと
おしらじの滝には、近くに駐車場があります。
矢板市によると、「山の駅たかはら」から那須塩原方面へ約2km進んだ場所に駐車場があり、そこから遊歩道を下って滝へ向かいます。公式案内では徒歩約10分です。
今回、実際に歩いた感覚でも10分ちょっとでした。距離そのものはそれほど長くありません。
ただし、「駐車場から平坦な遊歩道を10分」という感じではありません。実際に歩いてみると、急な下り坂や大きな石、露出した木の根がある山道です。
普通の観光地を歩くつもりで行くより、短い山歩きをするくらいに考えておいたほうがいいでしょう。
足元にはぬかるみも。歩きやすい靴がおすすめ
訪れた日は、途中にややぬかるんでいる場所もありました。
特に下りでは、濡れた土や石の上で滑らないよう注意したいところです。
スニーカーでも歩けないような道ではありませんでしたが、雨の後などはトレッキングシューズなど滑りにくい靴のほうが安心です。
矢板市も遊歩道には滑りやすい箇所があるとして、登山靴などを履くよう呼びかけています。
滝を見る場所には柵が設けられているため、柵の内側から眺めている分にはそれほど危険な印象は受けませんでした。
ただし、観ばく台より先は立ち入り禁止です。滝つぼの近くまで降りることはできません。写真を撮る際も柵を越えないようにしましょう。
愛犬と一緒に歩いてきました
今回は犬も一緒に歩きました。
道は舗装されていない山道で、下りが続きます。犬にとっても散歩というより、軽い山歩きに近い道のりです。
周辺は熊の目撃情報が出ているエリアでもあるので、犬連れの場合も熊よけの鈴を付けるなど、山に入る前提の準備をしておきたいところ。
滝を見る観ばく台は柵で囲まれていますが、足元は濡れた岩や土です。リードは短めに持っておきたいところです。
おしらじの滝の駐車場
おしらじの滝の遊歩道入口付近には駐車場があります。
栃木県農政部の観光情報では、普通車11台、大型バス2台と案内されています。
人気のある時期や休日は混雑する可能性があるので、時間には余裕を持って訪れたほうがよさそうです。
また、周辺には「山の駅たかはら」があります。おしらじの滝の駐車場は、山の駅たかはらから那須塩原方面へ約2km。初めて行く場合は、山の駅たかはらを一つの目印にすると分かりやすいでしょう。
おしらじの滝へのアクセス・基本情報
所在地は栃木県矢板市下伊佐野。周囲は山の中なので、基本的には車で訪れるのが便利です。
| 名称 | おしらじの滝 |
|---|---|
| 所在地 | 〒329-2502 栃木県矢板市下伊佐野 |
| アクセス(車) | 東北自動車道・矢板ICから約40分 矢板北スマートICから約30分 |
| アクセス(電車) | JR宇都宮線・矢板駅から車で約35分 |
| 駐車場 | 普通車11台/大型バス2台 |
| 滝までの所要時間 | 駐車場から遊歩道を下って徒歩約10分 |
| 冬季 | 12月上旬〜3月末まで冬季通行止め |
| 問い合わせ | 矢板市商工観光課 TEL 0287-43-6211 |
| 訪問日 | 2026年9月13日 |
| 公式情報 | 矢板市公式サイト/とちぎ旅ネット |
訪れる前に確認しておきたいこと
携帯電話が圏外になる
おしらじの滝周辺は、携帯電話の電波が圏外になる場所があります。矢板市も圏外になると注意喚起しているため、地図など必要な情報は事前に確認しておくのがおすすめです。
熊にも注意
熊の目撃情報が出ているエリアです
矢板市は熊よけの鈴などを持つよう呼びかけており、「山の駅たかはら」では熊よけ鈴のレンタルも行っています。
滝まで10分程度とはいえ、周囲はかなり深い森です。観光地だから大丈夫と油断せず、山の中に入る意識は持っておいたほうがよさそうです。
冬は通行止めになる
おしらじの滝は一年中、車で訪れられる場所ではありません。栃木県公式観光サイト「とちぎ旅ネット」では、12月上旬から3月末まで冬季通行止めと案内されています。
秋の終わりや春先に訪れる場合は、事前に最新の道路情報を確認してください。
同じ場所でも、日によって「滝あり/滝なし」がはっきり分かれます。おしらじの滝は水が流れていない日もあるため、訪れる前に直近の天候や道路状況を確認しておくのもよさそうです。
滝が流れている日に出会えたら、かなりうれしい
おしらじの滝は、いつ行っても同じ姿を見せてくれる観光地ではありません。滝が流れていない日もあり、天候によって滝つぼの色の見え方も変わります。
今回訪れた2026年9月13日は、滝にはしっかりとした水量があり、周囲にはモヤも発生していました。
晴天ではなかったため、滝つぼは「鮮烈なおしらじブルー」というほどではありませんでしたが、それを差し引いても十分きれい。むしろ、薄暗い森、青緑色の滝つぼ、流れ落ちる水、漂うモヤが一体になった景色には独特の神秘的な雰囲気がありました。
駐車場から10分少々で行ける一方、道中は山道です。歩きやすい靴を用意し、天候や道路状況を確認したうえで訪れてみてください。
この記事のまとめ
- 2026年9月13日のおしらじの滝は、しっかりと水が流れていた
- 滝の周囲には白いモヤがかかり、かなり幻想的な雰囲気
- 滝つぼは鮮やかな青ではなく、落ち着いた青緑色
- 駐車場から滝までは徒歩10分ちょっと。ただし急な下り坂のある山道
- 圏外・熊の目撃情報・冬季通行止め(12月上旬〜3月末)に注意
おしらじの滝は、いつ行っても滝が流れていますか?
流れていない日もあります。矢板市は、普段は沢の水が少ないため滝が流れている様子は見ることができないと案内しています。滝つぼ自体は枯れることなく残っています。
駐車場から滝までどれくらいかかりますか?
公式案内では遊歩道を下って約10分。2026年9月13日に実際に歩いたときも10分ちょっとでした。ただし急な下り坂や大きな石のある山道です。
駐車場は何台停められますか?
栃木県農政部の観光情報では、普通車11台、大型バス2台と案内されています。
どんな靴で行けばいいですか?
矢板市は登山靴などを履くよう呼びかけています。ぬかるみや濡れた石で滑りやすい箇所があるため、滑りにくい靴が安心です。
冬でも行けますか?
12月上旬から3月末までは冬季通行止めとなり、車でアクセスできません。訪れる前に最新の道路情報を確認してください。


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