【大田原市】東武大田原店が閉店 24年の歴史に幕

閉店した東武大田原
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県北唯一の百貨店が、
24年の営業を終えました

2026年8月31日(月)・大田原市美原

大田原市美原の「東武宇都宮百貨店 大田原店」(以下、東武大田原店)が、2026年8月31日(月)をもって営業を終了しました。

営業終了は2025年11月に発表されていましたが、ついに最後の日を迎えたことになります。

東武大田原店は2002年9月、上野百貨店大田原店の跡地にオープン。以来、約24年にわたって県北唯一の百貨店として親しまれてきました。

東武大田原店が8月31日で営業終了

東武大田原店があったのは、大田原市美原1丁目。国道400号沿い、美原公園にも近い場所にあり、大田原市民だけでなく那須塩原市など県北地域からも利用されてきた商業施設です。

建物は3階建てで、売り場面積は約1万2200平方メートル。百貨店の直営売り場に加えて、ニトリ、ユザワヤ、キタノエースといった専門店も入っていました。広い無料駐車場を備えた郊外型の造りで、百貨店としてだけでなく「県北のショッピングセンター」のような感覚で利用していた人も多かったと思います。

閉店を前に、店頭には「24年分の『ありがとう』」というメッセージとともに閉店セールの案内が大きく掲げられ、館内には買い物客が感謝のことばを書き込めるメッセージボードも設けられていました。

とちぎテレビによると、最終日の8月31日は午前10時の開店から約5分で駐車場が満車になり、その後も次々と客が訪れたとのこと。午後7時にすべての営業を終え、食品エリア側の出入り口前では従業員やテナントの代表者が並んでセレモニーが行われ、高橋克彦店長が地域への感謝を述べたと報じられています。

ひとことメモ

食品や衣料品、贈答品を買ったり、催事をのぞいたり。それぞれに東武大田原店の思い出があるという人も多いはずです。街の風景として当たり前のようにあった「東武」の看板がなくなると思うと、やっぱり寂しさがあります。

閉店の理由は?

東武宇都宮百貨店の発表によると、東武大田原店が入る建物の賃貸借契約が2027年2月28日で終了することに伴い、契約の延長を見送って営業終了を決めたとしています。あわせて、館内設備の更新に多額の費用が必要になることも判断の背景にあったと報じられています。

売上高は2005年度の59億円がピークで、その後は衣料品を中心に苦戦が続き、2024年度は37億円まで落ち込んでいました。

店名東武宇都宮百貨店 大田原店(東武大田原店)
所在地栃木県大田原市美原1-3537-2
建物3階建て/売り場面積 約1万2200平方メートル
開店2002年9月
営業終了2026年8月31日(月)
主なテナントニトリ、ユザワヤ、キタノエース ほか

上野百貨店から27年 美原の百貨店の歩み

この建物にはもともと、宇都宮に本店を置いていた地元百貨店「上野百貨店」の大田原店が入っていました。

上野百貨店大田原店は1999年4月に開店しましたが、上野百貨店は2000年12月に自己破産。その後、メインバンクだった足利銀行が建物を差し押さえ、2002年9月には東武大田原店が開店しました。

上野百貨店大田原店がこの場所に開店した1999年から、27年。上野百貨店の閉店から東武大田原店の開店までの空白期間を挟みながら、美原を代表する大型商業施設として長く地域に親しまれてきました。

  • 1999年4月上野百貨店大田原店として開店
  • 2000年12月上野百貨店が自己破産
  • 2002年9月約1年9か月の空白を経て、東武大田原店がオープン。東武宇都宮百貨店として初の支店に
  • 2005年度売上高59億円でピークを迎える
  • 2024年度売上高37億円まで減少
  • 2025年11月1日2026年8月末での営業終了を発表
  • 2026年8月31日24年の営業を終えて閉店

東武大田原店の跡地はどうなる?

気になるのが、閉店後の建物や跡地の行方です。

閉店が発表された2025年11月の時点でも、2026年9月1日時点でも、後継テナントや建物の活用方法について具体的な発表は確認できていません。

建物は足利銀行グループの足利不動産が所有しているとされ、商業施設情報を扱う都市商業研究所は、そのため閉店後は比較的早い時期に何らかの動きがあるのではないかと見ています。大田原市中心部でも規模の大きな商業施設だけに、今後どう使われるのかは注目が集まりそうです。

新しい情報が発表され次第、トチロクでもお伝えします。

県北の買い物は、これからどうなる

東武大田原店の営業終了により、東武宇都宮百貨店の店舗は宇都宮本店と栃木店(栃木市役所店)の2店舗になりました。大田原周辺から百貨店を利用しようとすると、最寄りは宇都宮ということになります。贈答品や包装紙が必要な場面で、これまでのように「とりあえず東武へ」とはいかなくなるわけです。

一方で、大田原市内の買い物環境そのものが縮むかというと、そう単純でもありません。アクロスプラザ大田原には、2026年秋に食品スーパー「生鮮市場TOP」が県北初出店の予定で、大型店の顔ぶれは動いている最中です。

百貨店という業態がひとつ消えたことと、街の買い物が不便になることは、必ずしもイコールではない。ただ、催事や贈答、ちょっとした「ハレの買い物」を担う場所が県北からなくなったのは事実で、その穴をどこが埋めるのかは、これからの大田原を見るうえでのポイントになりそうです。

よくある質問

東武大田原店はいつ閉店しましたか?

2026年8月31日(月)の営業をもって終了しました。最終日は午後7時にすべての営業を終えています。

閉店の理由は何ですか?

建物の賃貸借契約が2027年2月28日で終了することに伴うもので、館内設備の更新に多額の費用が必要になることも判断の背景にあったとされています。

跡地には何ができますか?

2026年9月1日時点で、後継テナントや建物の活用方法についての発表は確認できていません。建物は足利銀行グループの足利不動産が所有しているとされています。

館内にはどんなテナントが入っていましたか?

百貨店の直営売り場のほか、ニトリ、ユザワヤ、キタノエースなどが出店していました。

これから百貨店を利用したい場合、大田原周辺から一番近いのはどこですか?

東武宇都宮百貨店の店舗は宇都宮本店と栃木店(栃木市役所店)の2店舗になったため、大田原周辺からは宇都宮が最寄りとなります。

この記事のまとめ

  • 東武大田原店が2026年8月31日で営業終了。約24年の歴史に幕
  • 建物の賃貸借契約が2027年2月末で終了することと、設備更新の費用が閉店判断の背景
  • 売上高はピークの2005年度59億円から、2024年度は37億円まで減少
  • 建物は1999年に上野百貨店大田原店として開業。空白期間を挟み、2002年から東武大田原店として営業
  • 跡地の活用については未発表。新しい情報が入り次第あらためてお伝えします
#大田原 #ニュース #暮らし #閉店

この記事を書いた人

栃木在住。きれいな川と滝、そして相棒のトイプードル「小夏」が好き。自分の足で歩いて、自分で撮った写真で、栃木の魅力を伝えています。

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